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リアルフィギュアの肌色ペイントその1

未塗装状態を逆光でみると光が透けて内部散乱してる様子がわかります。

肌は半透明なので、このsss(サブサーフェイススキャッタリング)効果を肌塗装に生かさない手はありません。
透き通る様な肌と言いますが、本当に透き通っているのです。
プラサフを塗った部分(スカート)は不透明になりsss効果が無くなっています。

レジン成型色を生かして肌の透明感を出したいのでサーフェイーサーは吹きません。(サフレス塗装)
代わりに透明のプライマーを吹きます。
前回のテスト結果を受け、フィニッシャーズマルチプライマーを使用します。

原液を薄めずそのままエアブラシ塗装します。塗膜は薄いほうが効果的です。
プライマーは厚吹き厳禁。厚塗りすると逆に禿げ易くなります。

 

アニメキャラならほぼ単色のシャドウやハイライトの濃淡のグラデーション塗装で済まされるところですが
リアルキャラはそうはいきません。

イラストレーターのJames Gurney氏によると、顔は大きく分けて3つの色の範囲に分かれると言います。


もちろんこんなにはっきり分かれているわけではありません。

 

画像はHosseinDiba氏の3DCG作品で人種の違いはありますが、肌の色が多少誇張されて分かり易いので例にあげます。(もちろん実際の写真を参考にすると良いです。)

頬や小鼻は赤(ピンク)っぽく、口の下は黄色っぽく、
おでこは赤と黄が点在してオレンジっぽく見えるのがわかります。
また眼の周りは陰(シェード)と皮膚が薄くなってるで赤茶というか深い色合いになっています。
全ての色は綺麗なグラデーションではなく、点描のように存在しています。
もちろん人種差や個人差もあり、更に女性は化粧もするので
これはあくまで一例であり全てこのとおりと言う訳ではありませんが、
これを踏まえてすっぴんにするつもりで塗装して行きます。
やりすぎは厳禁です、りんごほっぺちゃんになってしまいます。

実際にはこれを2cmにも満たない大きさの顔に塗っていくわけですから多少の省略も必要ですが
かなり難易度は増します。
1/10サイズで、塗る位置が1mmはみ出せば実サイズでは10mmはみ出した計算になります。


今回、塗装はラッカー系塗料をまず最初に塗り、その上からエナメル系塗料を塗るという方法をとります。
エナメル塗料は失敗した場合エナメルシンナーで拭き取れます。
エナメルシンナーはラッカー塗料までは溶かさないので下地塗装まで落とさずに済みます。
エナメル塗料は乾燥に時間がかかりますが、伸びが良く、細かな塗装に向いています。
最後に(水性の)クリアーを塗って艶の調整をします。

 

ラッカー系塗料はエアブラシで塗装します。
使用するハンドピースはエアテックス ハンザ381Bの口径を0.3mm→0.2mmに変えた物(281BでOK)に
砂目塗装しやすいようにハンザ砂目吹き専用キャップを付けます。

何故砂目吹きなのか?普通に吹いてしまうとお人形(人形なのだが)のようなのっぺりした質感になってしまうので
点描のように塗ることで生物感を出します。

砂目吹き専用キャップが無くても砂目塗装はできないことはないですが
難易度が増すのであったほうが手軽で断然良いです。

 

クリアーカラーサンプル

サフレス塗装では基本的にクリアカラー(透明色)を使用します。
色を重ねるほど濃くなって行きます。

 

注:ラッカー系とエナメル系は混色できません。

 

次回はいよいよ顔の塗装へ

 

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    at 13:36, しまざっきょー@ghostman, デジタル原型フィギュア 3Dプリント 立体出力

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